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他力で生きている   バイク屋の女

1992年 8月のオフロードツーリング

前回の砂地獄に懲りたのか?きょうはあまり集まっていません。寂しいな~。天気もまあまあ。取っても良いよ!とまではいきませんが雨の降る気配はないので一安心です。

目的地は宝珠山付近!行くぞぉ~! ところがところが「えっ?違うの?どーして?。」

私のあたまの中は大パニック。なんと目的地は昨夜変更になっていたそうです。

「きょうは大谷渓谷に行きま~す。川底が一枚岩になっています。上流に向かって走ります。」

う、嘘つきっ…。そんな話聞いてないぞ~。うわさには聞いていましたが、自分がそこを走る事になるとは考えてもみませんでした。この事態に直面して、できることなら逃げ出したい。恥をかくのは目に見えてるし、きっと水没してエンジンがかからなくなって、置いて帰らなくてはならないだろう。どんどん悪い方に考えてしまう。日頃の練習不足を棚に上げて、自分の技術の無さを痛感してしまいました。

どちらにせよ今日は5人しかいないので、「私、帰りま~す。」は通用しそうにありません。腹を決めるしかない。あきらめの境地で走り出すと、先日の台風で林道にもかなりの被害があったようで、あちこちに難題が…。経読林道から相の原林道。これを抜けると深耶馬渓まですぐです。最初のセクションは土砂崩れで上から松の木が落ちてきて横になっています。木の下をくぐるのですが、その手前がぬたぬたでマッディです。

2番目はロックセクション!大きな岩や大小の石が丘になって道を塞いでいます。

3番目は倒木でした。大きな杉の木が上から倒れていて完全に道を塞いでいます。1,2本なら持ち上げてでも進んだのですが2~30本は有に倒れていました。下まであと少しだったのですがこれ以上はどうしようもありません。悔しいですが引き返すしかありません。二度と通りたくなかったロックセクションを行くしかないのです。

深耶馬渓で休憩して、いざ大谷渓谷に出発!!

細い道を右に曲がり左に曲がりくねくねと下って行くと突然小さな水の流れが目に入りました。これを横切るのかな?前の人に必死についていくと、その先で大きく開けていて川になっていました。

深さは10㎝から15㎝くらいで、ところどころ大穴があるとの事…。先頭が走るとうりについていくといくらか安心です。

渓谷に入ってしばらくはうまく穴をよけていましたが、カン違いからか先頭が穴にはまってしまい…。

(ツーリング中のトラブルなどほとんど見たことが無かったので初めてスタックしたところを見てしまいました。)2~3人でバイクを押したり引いたりして無事脱出成功‼

押し上げる時にリアタイヤが水をかき上げて、後ろから押していた社長はお股がびちょびちょになってしまい、ブーツの中もびちょびちょで見ている方も気持ち悪かったです。走り慣れた道(川?)でも間違えたりするんですね。すべてにおいて完璧な人間はいないんだな~と思うと少し気持ちが楽になってきました。ゴメンね!!

今回は下流から1~2km走ったところで川幅が最大に広い所にておひるごはんにしました。

バイクを川の中に停めて横の土手でランチです。ぽかぽか暖かくて光が川の水に反射してとってもきれいでした。休憩中に四駆の車が5台くらい上って来たのですが、川の中洲で昼寝していた清原君は大変です。みんなの声にビックリ!飛び起きて枕にしていたブーツを持って戻ってきました。

横になれば次の車が来るので寝たり起きたりの連続です。とうとう目が覚めてしまったようです。かわいそうに。

勢いよく上って来るのはいいのですが(上から車が来たら避けられる状態ではありませんが)とうとう最後の1台が穴にはまってバーストしてしまったようです。吉川君が探ってみると穴の中にちぎれたタイヤのリムが落ちていたのです。穴の深さは吉川君のひざくらいまでありました。

車が落ちたときは、それはそれはものすごい音でした。びっくりしたな~もう!

野次馬根性丸出しの二人はニコニコ顔で「どうしたんですか~?」「パンクですか~?」と車の様子を見に行ってしまいました。(何を隠そう、吉川君と有門さんですよ。)

四駆の車が行ってしまうと今度は次から次にジープが下ってきて、私たちは目をぱちくりするばかりでした。ジープが15台くらいあったのですが出発するのを待って上流に向かいました。

上流に向かうにつれて道幅が狭くなっていて、こんなところでジープと出くわしていたらと思うと冷や汗ものでした。途中先頭が見えなくなることもありましたが、少しずつ落ち着いてきて景色を見ることができるようになりました。

びっくりしたのは、なんと人が!歩いてきたのです!「こんにちは!」おじいちゃん、おばあちゃんが元気に挨拶してくれました!バイクで走っているのが少し恥ずかしい気持ちでした。

大谷渓谷を走ってみてそんなに難しいというわけではありませんでしたが。やはり道を知っている人の後ろを走るというのがベストでしょう。もしもの場合は先頭が犠牲者に…。

一本橋を走っているつもりで前の人の走ったところをしっかりとトレースしていればだいたい大丈夫のようでした。1,2度前の人と離れてしまったのですが、その時は必ずと言っていいほど小さな穴にはまってしまい心臓が飛び出しそうでした。やはり一人で走るには危険がありそうですね。

そのまま帰れば良い時間だったのですが、「大平村の林道を探そう!」という吉川君と社長の口車に乗って山に入ったのです。行けども行けども行き止まりと倒木ばかりで結局抜けられず引き返したのでした。チャンチャン♪

しかし行き止まりでしたが景色の良い場所を見つけました!キャンプができてトライアルなどバイク遊びもできるくらいの広さです。海が見えて中津の街も一望できます。

帰り道、暗い林道は怖かったです。ガレ場も多かったし延々下りだったので、心臓が口から飛び出して自分よりも先を走っていたのは言うまでもありません。今回なかなかハードなコースでしたが、一人ではできないことも体験出来てドキドキの一日でした。次はいよいよ一泊ツーリングです。レポートお楽しみに。


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  1. 2019/04/11(木) 08:50:00|
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ころぬあんこ

Author:ころぬあんこ
40年近く続けてきたバイク屋を先日閉店しました。
遊ボッチというツーリングクラブのレポートを中心に書いてきたブログでしたが、お店を閉めましたので、ここからは過去に書き溜めていたツーレポをぼちぼち残していこうと思います。1992年からのものですから、私も若かったので文章が初々しい(?)
林道ツーと原付ツーはお嫁さんが書いてます。

なお、現在のツーレポは下記にリンク先で入れている「バイクで遊ボッチ」でぜひ読んでください。

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